バリスタという仕事について

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コーヒー
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世間ではスペシャルティコーヒーを取り扱うコーヒーショップが増えてきて、休日にはカフェ巡りをしたり、美味しいコーヒーを飲みに行く方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、カフェやコーヒーショップで働いているバリスタの仕事について私の経験をもとにお話ししていきます。私は、東京のスペシャルティコーヒー専門店でバリスタとして働いていました。バリスタの仕事に興味がある方の参考になればいいなと思います。

バリスタとは?

簡潔に言えば、エスプレッソをはじめとするコーヒーを淹れる仕事です。しかし、エスプレッソ系ドリンクを主に提供しているお店、ハンドドリップのみ提供しているお店など特徴は様々なのでお店によって業務内容は変わってきます。

バリスタになるには?

結論から言うとバリスタになるために必要な資格はありません。ただ、専門的な知識と技術を身につけてから働きたいという方であればまずはカフェの専門学校に通うという選択肢もありますが、私は一切経験や知識がない状態でコーヒーショップで働き始めました未経験でもコーヒーが好きならオッケーという求人も割とあります。ちなみに私はそのお店のコーヒーの美味しさとホスピタリティ溢れる接客に惹かれてここで働いてみたいと思って応募しました!専門的な知識がないから‥と不安に思う方でも入社後にきちんとコーヒーのトレーニングや座学を行ってくれる会社を選べば問題ありません。

入社後の働き方について

習得の流れはこのような感じです。

①メニュー覚え、コーヒーの座学、カッピング

②ハンドドリップ習得

③ミルクスチーム習得

④エスプレッソ抽出習得

⑤全ての業務をこなせるようになる

では、一つ一つ説明していきます。

 まずはメニューを覚えることから始まりました。その後徐々にレジでの接客に慣れてきたら、カッピングやコーヒーの座学を行いました。会社によってトレーニングの時間も勤務時間として扱われ時給が発生するところと、時給が発生しないところがあります。私が働いていた会社は、トレーニングや座学の時間も時給が発生したのでありがたかったです。

 入社して1ヶ月も経たないうちに、今度は技術面のトレーニングをしていただきました。まずは、ハンドドリップの練習です。トレーニングをみてくれる社員さんがしっかりと教えてくれました。トレーニングの時間は大体一時間半程度です。深煎り・中深煎り・浅煎りと焙煎度合いによって淹れ方が違うので一つ一つ覚えていきます。

 ハンドドリップのトレーニングを数回行い習得したら、実際にお客様に提供するハンドドリップを淹れます。それはそれは緊張しました!笑 

 ハンドドリップを習得後は、ミルクスチームの習得です。

きめ細かいスチームミルクを習得するのに数ヶ月かかったと思います。これは練習あるのみです!

 そして、スチームミルクを習得後は、ラテアートを練習しました。これもコツを掴むまでは練習あるのみです!勤務終了後によく練習をしていました。

 ラテアート習得後には、エスプレッソの抽出のトレーニングです。美味しいエスプレッソを抽出するのは決して簡単ではなくコーヒーの知識も必要ですし技術も必要です。なぜ美味しくないのか原因を探ってそこを調整していく必要があります。

 エスプレッソを習得したら、いよいよバーを回せるようになります!(全てのドリンクを作成できるようになる)

経験、知識0の状態で入社してから全ての業務を行うことができるようになるまで大体一年程かかりました。

※トレーニングの頻度や働くお店によって習得期間は変わってくるのであくまで参考までに。

大変だったこと

ドリンクのレシピ覚え、忙しい時間帯のエスプレッソのメッシュ合わせ、ドリンク提供スピードを意識して柔軟に動くことといったところです。どれも慣れてしまえばスムーズにいきますが、慣れるまでは苦労しました。コーヒー屋さんといえばゆったりしたイメージがあるかもしれませんが、実際に働く側になると大変だなあと思いました。急いでいてもお客様にはせかせかしていない風を装うのが大切です。笑 

楽しかったこと

お客様とたくさんコミュニケーションをとれること、美味しいコーヒーが毎日飲めること、コーヒーのいい香りに包まれながら働けること、コーヒーについての技術と知識が身につくこと、いろいろな人と出会えることといったところです。私が働いていたお店は、お客様とたくさんコミュニケーションをとろう!という方針もあったので、自然と常連さんが増えるようなお店でした。ゆったりとした時間はお客様と世間話をして気づけば30分以上話していたなんてこともよくありました。笑

最後に個人的に思うことについて

私の経験を踏まえて、バリスタになりたい!という方にアドバイスするならばバリスタになって何をしたいのか明確に決めてから働きたいお店を決めた方がいいと思います。

ハンドドリップをやりたいのか、ラテアートをやりたいのか、エスプレッソをやりたいのか、コーヒーを通じて人と繋がりたいのか、自分の目的によって働き方は変わってきます。世の中にあるコーヒーショップのコンセプトはそれぞれなので自分の軸にあったお店を選ぶと良いと思います。

そして、自分の好みの味のコーヒー屋さんで働いた方が楽しいです。深煎りが好きなら深煎りを取り扱っているお店を、浅煎りが好きなら浅煎りを取り扱っているお店を選んだ方が良いと思います。そしてお客様におすすめを聞かれたときに自信を持っておすすめできます。

以上私のバリスタ経験をお話ししていきました。

どの仕事にもいえることですが、バリスタというお仕事は大変な部分もたくさんありますが私はそれ以上にお客様とコミュニケーションを取ることが楽しかったですし、やりがいのある仕事だと感じました!

では、また。

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