地震などの大きな災害が起こった時、一番心配なのは電気や水道が使えなくなることではないでしょうか?
災害時にもしスマートフォンの充電が残りわずかしかない状況だったら‥
家族と連絡を取れなくなるかもしれない。
救助を求めるための電話もできなくなるかもしれない。
肝心な災害情報を確認することができなくなる。
考えただけでとてつもなく大きな不安に襲われます。
そんな時に一家に一台あると安心できるのがポータブル電源です。
ポータブル電源とは、本体にコンセント(またはUSB)を差すことで家電製品やスマートフォン、パソコンの充電ができる機械です。
事前に本体に蓄電しておくことで災害時に大活躍すること間違いなしです。
ポータブル電源は大小さまざまなサイズの製品が発売されていますが、今回は「Jackery Solar Generator1000Plusポータブル電源セット」を紹介します。
今回紹介するJackeryは2024年1月3日に起きた能登地震の被災地でも利用されており、実際に筆者も利用しています。
機械に詳しくない人でも分かりやすいようにレビューしていくのでぜひ最後まで見ていってくださいね。
Solar Generator1000Plusポータブル電源セットのスペック
Solar Generator1000Plusポータブル電源セットは、SolarSaga 100(ソーラーパネル)100Wとポータブル電源本体がセットになった商品です。
SolarSaga 100(ソーラーパネル)100Wを使用してポータブル電源本体に蓄電する仕組みです。
また付属の専用コード(AC充電ケーブル)を使用してコンセントで蓄電することも可能です!
ご自宅の陽当たりが悪くソーラーパネルで蓄電できない方やそもそもソーラーパネルはいらないなんて方は、ポータブル電源のみの購入も可能ですよ!
蓄電方法については後ほど詳しく説明しますのでご安心ください。
【Solar Generator1000Plusポータブル電源セットの内容】
- ポータブル電源本体
- ソーラーパネル 100W1枚
- 車載用充電シガーアダプター
- AC充電ケーブル
- トランスジャック×2
- ケーブル収納ポーチ
ポータブル電源1000Plusのスペック
サイズ&重量 | 約356 x 260 x 283 mm (約14.5kg) |
電池タイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
定格出力 | 合計2000W |
騒音値 | 30dB以下 |
専用コンセントで 蓄電する場合の フル充電までの時間 | 1.7時間 |
ソーラーパネルで 蓄電する場合の フル充電までの時間 | 18時間 (1枚のソーラーパネル「SolarSaga 100W」の場合) |
保証期間 | 3年+2年保証 |
ポータブル電源1000 Plusは長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。
約4,000回サイクルの充放電サイクルにより、毎日使っても10年以上使えます。
※4,000サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上を維持できます。
1264Whの大容量に加えて、定格出力が2000Wです。
スマートフォン、ノートパソコン、LEDランタンの充電から、ドライヤーや電子レンジやホットプレート、電気ケトルなどの高出力家電も含む、ほぼ全ての家電を動かすことができます。
スマートフォンの充電なら65回分、液晶テレビの視聴は14時間可能です。
SolarSaga 100(ソーラーパネル)100Wのスペック
サイズ | 1220×535×20mm |
折り畳んだときのサイズ | 610×535×35mm |
重量 | 約4kg |
動作温度 | -10~65 °C |
定格電圧 | 20V |
定格電流 | 5A |
ポータブル電源に蓄電しておくことで防災対策としてだけでなく、キャンプや車中泊などの長距離旅行時にも大活躍します!
筆者はJackery公式サイトから購入しました↓
ポータブル電源1000 Plusへの蓄電方法
ポータブル電源1000 Plusはソーラーパネルでの蓄電、もしくは専用コンセントでの蓄電が可能です。
夜間など陽が入らない時間帯でも専用コンセントで蓄電ができるのでとても便利です。
ソーラーパネルでの蓄電方法
①ソーラーパネルを日当たりのいい場所に設置する
②ソーラーパネルの裏面にあるコードの先端に付属のトランスジャックを差し込む
③トランスジャックをポータブル電源本体のDC入力ポートに差し込み蓄電開始!
ちなみに付属しているコード(ポータブル電源本体とソーラーパネルを繋ぐコード)の長さは3mです。
コードの長さが足りない場合は別途で延長コード(5m)を購入すると良いでしょう。
筆者宅はソーラーパネルとポータブル電源本体の置き場までの距離が付属のコードのみでは長さが足りなかったので、延長コード(5m)を購入しました。
専用コンセントでの蓄電方法
下の写真のAC充電ケーブル(付属品)を使って蓄電します。
フル充電までの時間は約1.7時間!
短時間で満充電にできるのはとてもありがたいですね。
それでは早速蓄電方法を説明していきます。
①ポータブル電源本体裏側の蓋を開ける
②AC100V-120V 15A MAXと記載されている差し込み口にAC充電ケーブルを差す
③コードの反対側をコンセントに差す
④自動的に電源がつき、正面のディスプレイが表示され蓄電開始!
ディスプレイの中央に記載されている%は、現在本体に電力がどれくらいたまっているのかを表しています。
ポータブル電源1000 Plusに蓄電した電気の利用方法
ポータブル電源には計5つの差し込み口があります。
- USB A出力ポート×2
- USB C出力ポート×2
- コンセント出力ポート×3
仮にコンセント出力ポートを同時に3つ使用したい場合、合計して2000W以内であれば利用可能です!
スマートフォンを充電してみた
筆者はiPhoneを使用しているので充電はコンセントを使用します!
①ポータブル電源本体の電源をつける。電源がつくと緑色のランプがつきます
②コンセント出力ポートの横の電源をつける。電源がつくと緑色のランプがつきます
③iPhoneの充電器を出力ポートに差し込む
すると早速iPhoneの充電が開始されました!
冒頭でもお伝えしましたが、スマートフォンの充電は約65回分可能です!
あらかじめポータブル電源に蓄電しておくといざという時に安心感がありますよね。
ドライヤーを使ってみた
先ほどと同様の手順でドライヤーのコンセントを差して使用します。
ポータブル電源に蓄電した電力を使用する際、ディスプレイに出力Wが表示される仕様となっています。
ドライヤーの出力W数は1109Wであることが確認できました。
ちなみに出力数の下には使用可能時間も表示されます!
上の画像を見ると、ドライヤーの使用可能時間は0.6時間(約36分)であることが確認できました。
ドライヤーって結構電力を消費しますね‥
このことからいざという時のために緊急時はポータブル電源でのドライヤーの長時間使用は避けた方がよさそうだと感じました。
補足:LEDライト付き
ポータブル電源本体にはLEDライト機能もついています!
意外とありがたい機能。停電した際などに大活躍しそうですね。
ボタンを押せばライトがつきますよ。
まとめ
実際に使用してみて、使用方法がシンプルで分かりやすいと感じました。
そして筆者が感じた一番のメリットは専用コンセントで短時間で蓄電が可能という点です。
筆者宅は元々陽当たりが悪く、冬場は特に陽当たりが良くないのでソーラーパネルでの長時間の充電は制限されてしまいます。
しかし専用コンセントでの蓄電機能があるおかげでいつでも蓄電ができます。
Jackeryポータブル電源があるだけでこんなにも安心感が得られるんだな‥と実感しました。
Jackeryでは今回紹介したポータブル電源1000 Plus以外にも出力W数が大きいもの、小さいものたくさん種類があります。
もしどれを選べばいいかわからない場合、Jackery公式ページに用途別のポータブル電源容量目安について詳しく書いてある記事がありました。是非参考にしてみてください。
↓記事はこちら↓
災害が起こってから「あの時ポータブル電源買っておけばよかった‥」なんて後悔しては遅いです。
いざというときのために早めに備えておくことをお勧めします。
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